エアコン新冷媒

エアコンのフロンガスが徐々に変わりつつあります。今日はちょっとそのお話を。

まず「フロンガス」というと、「オゾン層を破壊するガスでしょ?」という認識の方もいらっしゃるかと思いますが、フロンガスにも種類がいろいろあって、現在日本で使われているフロンガスはオゾン層を破壊しないものとなっております。

しかしながら、今現在日本のルームエアコンなどで使われている「R410A」という名前のフロンガス。オゾン層を破壊しないのは良いのですが、地球温暖化係数が高いという欠点がありました。

(海外では、どうかというと先進国は日本とほぼ同様の状況で、欧州では既にカーエアコンでもっと特殊なフロンガスが使われたりしています。ところが、中国や多くの新興国では現在でもオゾン層を破壊しかねないフロンガスを使った製品が作られているという状況です。中にはプロパンガスをフロンガスの代わりにエアコンに入れるという危険な動きもあるようです。)

そんな流れの中で、今後はオゾン層を破壊せず地球温暖化係数が低くより高効率なフロンガスが求められ、R-32というフロンガスが着目されました。実はこちらのガス、以前から作られていたものの、なかなか出番がなかったのです。

何故かというと、「微燃性」という欠点があったから。それが、この度限りなく不燃性に近いと判断をされたことで、ようやく晴れて表舞台に出てくることになった様です。

ちなみに、微燃性って実際どのくらい燃えるのかというところが気になると思いますが、密室の中に人間が窒息死するレベルまで濃度を濃くした状態でやっと少し火がつく程度ということで、ルームエアコンに使われる量ですと、全く危険はないようです。

と、いうことで、この秋からついにこの「R-32」に対応したエアコンを発売するメーカーさんもあるようです。

今までのフロンガスよりも高効率環境にも優しいということで、期待をしてみたいと思います。

(ちなみに、現在使われている「R410A」用の工具で全て工事は出来ますし、エアコン取替時も同じ配管を再利用できますので、扱いにくいということはなさそうです。)