今年もはじめました。
キッチンとダイニング窓辺のグリーンカーテンです。
「来年は変わったものに挑戦してみよう」と昨夏の終わりに思ったのに
またしても定番の 『ゴーヤ&朝顔』になってしまいました・・・・
「小さいメロンとかブラックベリーとか、ちょっとお洒落な蔓物にしてみたい。
自家製ベリージャムなんていいんじゃないかしら」
と、言っていたはずなのに・・・
なぜ・・・?
毎年GWになると花屋の店先にもホームセンターの園芸コーナーにも
「さあ、皆さん!夏に向けて今が植え時ですよ!さあ、急いで急いで!」
とばかりにゴーヤの苗と朝顔の苗がズラッ~と並ぶのです。
で、『そう、そうね。急がなくちゃね』 と。
今回もそういうことになってしまった、わけです。
日陰を作ってくれて、真夏の朝に涼しげな美しい花を咲かせてくれる朝顔。
毎日ぐんぐん成長するゴーヤ。来月には採れたて新鮮なまさに“旬”を頂けます。
いいんです。いいんですよ。ゴーヤも朝顔も。
だけど・・・・
まさにそんな時に この本に出会ったのでした。
『植物は人を操る』
世界的な花の育種家(=いくしゅか)の竹下大学さんという人は
(恥ずかしながら、育種家という職業をこの本ではじめて知りました。)
「人間と植物の関係は逆のような気がする」
「人間のほうがむしろ、植物に利用されているのではないか」というのです。
いったい、どういうこと?
読み終えた今 「私はゴーヤの言うなりになっていたのか・・・!?」
新しい葉を次々に伸ばしている鉢植えのモンテラスのために重い土と肥料を
買ってせっせと運んできたのも
「まんまと・・・そうさせられてしまったのか」と。
植物との接し方、見方、世界が広がったような気がします。
植物に詳しくなくてもたいへん興味深く、おもしろく読めます。
雨で庭弄りのできない休日、お勧めの一冊です。